催眠とは?

催眠ってなんだろう?

催眠というのは、意図的に催眠状態(変性意識状態-トランス状態)に意識を持っていく技術です。自分で行えば、自己催眠といわれますし、他人に行えば他者催眠といわれます。難易度的には、自己催眠の方が高く、これは催眠状態で暗示をかけられるだけの意識を保つことが難しいために、そういわれています。軽い自己催眠ならば、誰でもできますし普段からやっている場合が多いです。

催眠状態は、起きている意識と寝ている意識の狭間にありますので、誰でも1日に2回は経験しているといわれています。

催眠ではその催眠状態を意図(暗示)によって行います。

暗示は言葉である場合や、音、それ以外の受け手が受け取るすべてのメッセージでかけることができます。

催眠性トランス

催眠性トランスとは受動的で自発性に欠けた状態を言います。受動的なので暗示を入れていくと、それに従う場合が多いです。自発性はないのでぼんやりとしてリラックスしているように見えます。

例としては、何かに熱中している場合、ウトウトしている場合、お経を唱えているような状態、一定の作業を繰り返している場合に、それが起こる場合があります。

受動的意識集中状態

受動的意識集中状態とは、暗示者の暗示を受動的に受け入れていく状態です。

催眠は導入から深化を経て、この状態を作り出していく作業です。

催眠性睡眠

催眠状態から眠気が出て睡眠に移行した状態。睡眠に移行していても暗示は有効ですが、とても入りにくいので根気良く続けるか、一度浅いトランス状態に戻してから再アプローチします。

催眠に対する誤解

催眠に対する誤解はいろいろあると思います。
何でもかんでもコントロールされてしまったり、言いたくない秘密を言わされてしまったりと、自分が嫌なことでもさせられてしまったり、記憶を操作されてしまったりするような印象がもしあったら完全な誤解です。

催眠では嫌なことは、無意識が拒否しますので受け入れることはありません。