催眠術がかかりやすい人

催眠術が掛かりやすい人

催眠術が掛かりやすい人は、専門用語で 被暗示性が高い と言います。

人にもよるので、絶対にこう言うことがあると、被暗示性が高いとは言えません。

多くの場合、人の言うことに流されやすい人や、自分をしっかりもてない人、不安が多い人、友達が少ない人などは掛かりやすいです。

逆に、掛かりにくい人は、自分のことをしゃべりたい人(こちらの話を聞いてない)、落ち着きがない人(集中できない)、言葉が理解できな人、他のことを考えている、言われたことに反発する人、理屈っぽい人、警戒心が強い人などです。

催眠を使う人の多くは、最初に相手を見て分類をしています。意識しているしていないにかかわらずです。

成功率を高めるには、掛かりやすい人にかけることです。

催眠術を掛かりやすくするには?

催眠術を掛かりやすくするには、相手の壁を突破することです。

多くの場合は、避けて通るのでやらないですがどうしても掛けたい場合に掛かりやすくするにはポイントがあります。

よく言われるのは、次のようなことです。

信頼関係を築く

ラポールなんて言い方をする場合もあります。信頼関係ができると、警戒せずに自分を任せてくれますので掛かりやすくなります。
話をたくさん聞いてあげることで、しゃべるネタを切らしてあげる。

当たり前のことを言う

胡散臭いと、疑いの気持ちが出てくるので心の中で反論してしまいます。当たり前のことを言うことで、反論できなくする。

わかりやすく言う

ときどき、身体の状態を誘導するときに、それってどんな状態だろう? と考えてしまう人がいるので、意図したことが伝わるように掛かり手のわかる言葉でしゃべることが必要です。相手のわかる言葉で話しましょう。
※例外として、わざと理解できないことをたくさん離して思考停止にする技もあります。

掛かり手本人のことを言う

人は他人のことを言われても、そこに集中しづらいです。本人に起こっていることを的確に描写、予測して宣言することで反発できなくします。

長時間の誘導で疲れさせる

人間は誰でも長時間は頭が働きません。一定の作業をさせるなどして、疲れさせて催眠状態に誘導することもできます。

 


 

信頼関係を築くのが大事なんだと思ってくれれば、おおむね間違ってはいません。

催眠術が掛かりやすくなるポイント

催眠術は掛かりやすい人を見極めて、逃げ道をふさぐように誘導することで掛かることが多いですが、更に掛かりやすくするポイントとして、次のことがあります。

 

催眠術を掛ける側がノリノリ出かける。

人の気持ちって移るので、催眠術を掛ける側がノッていると掛かりやすいです。

 

軽い催眠を掛けて、解催眠、催眠を繰り返す。

何度も、催眠を掛けたりといたりしているうちに、抵抗力が落ちて、いつでも掛かるようになります。
催眠モデルの方等は、これになっている場合が多いので催眠セミナーで掛けられたからと言って自信を持ってはダメです。
何度も素人相手に掛けさせてもらって練習してください。